おかげさまで弊社は無事に第4期を迎えることができました。
これもひとえに僕たちを信頼し関わってくださる皆さまあってのことであり、心から感謝申し上げます。
そしていつも協力してくれる仲間、家族にも本当に感謝しています。
今期1発目の仕事はデフフットサル日本代表のバルセロナ遠征でした。
デフ【Deaf】とは聾者のことをさします。
競技人口は約200名。競技中は補聴器を外すことが義有づけられているため音のない中で選手はプレーしています。
このお話をいただくまで、正直デフフットサルやデフサッカーの存在は知りませんでした。
そして僕自身、ろう者の方と接した経験もほとんどなかったためどのようにコミュニケーションをとるかなど不安を拭えなかったです。
しかし実際にバルセロナに到着され選手やスタッフの皆さんとお会いするとその不安は自然となくなりました。
そして1週間彼らと過ごしたことで僕の方が多くのことを学ばせてもらいました。
彼らは本気で世界一を目指しています。自分のハンデキャップを言い訳にせず、できる限りのこと、できる限り以上のことに取り組んでいます。
そういった姿は僕自身の価値観にも影響を与えました。
「サッカーで稼ぐ」と心に決めてバルセロナへ飛び出したのが28歳、2013年でした。
そして「スポーツを通して人々の夢を叶える」ということを理念にグランキャリアを2015年に創業。
3年が経ち、経営者としてはまだまだですがサッカーの仕事で生活することができています。
当然僕の心は満足することはなく、自身のキャリアアップのために試行錯誤していましたが、「サッカーを仕事にし、夢を叶える。それだけでいいのか?」という自問自答の時間も増えていました。
その答えを今回の彼らと過ごした1週間が教えてくれました。
「サッカーを通じていかに社会に貢献するか。」
これを第4期のテーマに加えたいと思います。
会社の成長、個人としてのキャリアのステップアップに加え、社会に対して自分が好きなサッカーを通して貢献できることは何かということを考え、実際に行動していきます。
それができればグランキャリアは会社以上の存在になれると思うし、僕自身もまた器を広げられるんじゃないかと思っています。
バルセロナに来てから2013,14,15そして2016,17,18という3年周期が今年で終わります。
新たな3年周期が始まる2019年を気持ちよく迎えられるよう残り数日をまたコツコツやっていこうと思います。
今後ともGRANT CAREERならびに福田蓉素希をよろしくお願い致します。
1年間、ありがとうございました。