EUROPA

カタルーニャ育成年代のリーグ戦が終了し、長いようであっという間の1シーズンを終えました。
はじめに、何もわからない自分をチームに誘ってくれ、初のスペインでの育成年代の1シーズンに携わらせてくれた第一監督、失敗や成功、苦楽を共にしたもう1人の第二監督、そして素晴らしいシーズンを共に過ごし、多くを学ばせてくれた選手達に感謝したいと思います。

 

最終的な順位は16チーム中7位。高校生年代1年目の選手を多く抱え、またここDチームで成長し結果を残した中心選手達が上のチームに引き上げられるなど厳しい闘いを強いられ、シーズン終盤にはクラブの体制の変更で選手達の来期の去就が定まらず混乱も生まれていた中で出したこの結果は素晴らしいものであると思います。
シーズンを通して、戦術やトレーニングの作り方など、ピッチ上で見られる事に加え、第一監督からはチームの中でのリーダーとしての立ち振る舞いを学ぶことができました。
長いシーズンの中で苦しい時期もありましたが監督は表情を変えず常に前を向きチーム、選手全員と、問題と向き合い、毎日のトレーニングや個別ミーティング、1つ1つの言葉や細かい部分に妥協せずに取り組む姿を間近で見て学べたことは自分にとって大きな経験となりました。

 

初めはトレーニングの説明すらままならなかった所から少しは成長できたと思いますが、フットボールの奥深さ、自分がまだ何も知らない事を知り、差を思い知ったというところが正直な感想です。
それが知れた事、悔しい思いをした事、来期の新たなチャレンジを決断できた事が自分の中での大きな変化であり、この一年での出来事を糧にここバルセロナでの生活を更に意味のあるものにしていきたいと思っています。

 

また何かの形でこの仲間達と仕事が出来る事を心から願っています。
一年間ありがとうございました。

Yusuke Nishihata

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