指導者日記

今シーズンからカタルーニャ州にあるFontsanta Fatjó という街クラブのInfantil C(中学生年代1年目)を第1監督として率いることとなりました。

第2監督として1年間、育成年代のカタルーニャ州リーグを経験した昨シーズン、その経験を活かし今シーズンは第1監督としてプレシーズンからチームのオーガナイズ、トレーニングの組み立てなどの新たなチャレンジ、そしてシーズン開幕への準備を進めてきました。

男子、女子共に小学生から高校生までの育成年代のチーム、そしてアマチュアのトップチームを抱える街クラブではグランドを使える回数、スペースにも限りがあります。トレーニングは平日に2回、ハーフコートまたは1/4コートの中で23人の子供達をトレーニングします。
限られた条件の中で、改めてトレーニングメニュー作成の難しさを感じます。
技術面、戦術面での学んでいかなければいけない事、改善したい部分も多くありますが、焦って全てが中途半端にならないよう1つ1つ時間をかけしっかり説明し、身に付けて行ってもらおうと思っています。

また、プレシーズンマッチをこなしていく中で、小学生年代までの7人制サッカーから中学生年代が行う11人制への移行、順応に苦労する選手達の姿も見え自分自身にとっても初めての経験となりました。
攻撃、守備の基本的なコンセプトから相手の特徴、戦い方に応じての対策、どうすればプレーモデルを選手にうまく落とし込めるかなど、日々試行錯誤を繰り返します。

言葉の壁もあり上手く伝わった部分もあれば、意識させたいことが伝わらなかった事もあります。まだまだ自分の準備不足と捉え、よりわかりやすく選手が成長できるよう一回一回のトレーニングとしっかり向き合って自分も成長していかなければいけないと思います。

育成年代まで整備されたリーグ戦文化のあるこの国で、年間28試合を通して選手と共に、自分も指導者として大きく成長していければと思います。

 

Yusuke Nishihata

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