今回リスボンにある土屋クリニックとクリニカベンフィカで研修に来ました和田です。
鍼灸師になり、日本を発つ前まではずっとスポーツに関わる仕事をしたいという思いだけが先行していました。
今でもその気持ちが無い訳ではありませんが、リスボンに来て色々な人に出会い様々な話を聞いて少し自分の中の思いが変化しているのを感じています。
「こだわるコトは大事。でも、こだわり過ぎると遠ざかっていくこともある」
リスボンに到着して最初の夜に聞いた言葉です。これは仕事の話だけでなく、様々なことに共通することなのかもしれません。
何事もバランスが大事。それはまた医療に携わる者にとっては特に意識する必要があるのかもしれません。
新しい環境やいつもと違う風景を前に、ともすると視野が狭くなり、バランスの欠けた状態になってしまいます。
医療の世界は人と人が関わる世界。だからこそこちらのバランスが取れていないと相手にもそれが伝わってしまいます。
「人の為に尽くせ」
これは土屋クリニックの院長である土屋先生がよく仰っている言葉です。
まだこちらに来て間もないですが、もちろんスポーツ分野にこだわりつつも色々な視点で人の為に尽くせるように、少しずつ進んでいこうと思います。